リポジトリ一覧コマンド(repo-ls)
repo-lsコマンドのオプションと動作のリファレンス。unixのlsコマンドに似ていますが、サポートされているすべてのリポジトリ種類で動作します。このコマンドは、絶対パス、または--repo-pathオプションで定義したリポジトリパスからの相対パスを受け取ります。主に管理、調査、テストに使用し、通常のpgBackRest構成で必須のものではありません。
デフォルトのテキスト出力は、1行に1つのファイル名を表示します。--output=jsonを指定すると、JSON形式で出力できます。
複数のリポジトリが設定されている場合、--repoオプションを指定しない限り、コマンドはデフォルトで最も優先度の高いリポジトリ(例:repo1)を使用します。
コマンドオプション
出力フィルターオプション(--filter)
正規表現で出力を絞り込みます。
出力する前に、ファイル/パス名に対してフィルターを適用します。
出力オプション(--output)
出力形式です。
次の出力形式をサポートします。
text- 1行に1つのファイル/リンク/パス名を表示する単純な一覧。json- JSON形式の詳細なファイル/リンク/パス情報。
JSON形式で使用できるフィールドは次のとおりです。
name- ファイル/リンク/パス名(再帰時は部分的なパスも含む)。type-file、path、linkのいずれか。size- バイト単位のサイズ(ファイルのみ)。time- 最終更新時刻(ファイルのみ)。destination- リンク先(リンクのみ)。
サブパス再帰オプション(--recurse)
出力にすべてのサブパスを含めます。
すべてのサブパスと、それらのファイルを出力に含めます。
出力並べ替えオプション(--sort)
出力を昇順、降順、または並べ替えなしにします。
次の並べ替え方式をサポートします。
asc- 昇順に並べ替えます。desc- 降順に並べ替えます。none- 並べ替えません。
一般オプション
rootでの実行許可オプション(--allow-root)
rootユーザーによるコマンドの実行を許可します。
デフォルトでは、ファイルの所有権を慎重に管理するように設計されたrestoreコマンドのみをrootユーザーで実行できます。ほかのコマンドをrootで実行すると、たとえばリポジトリ内にroot所有のファイルが作成され、PostgreSQLユーザーがアクセスできなくなって、後続のコマンドが失敗するおそれがあります。
それでもコマンドをrootで実行する場合は、このオプションを有効にします。ただし、リポジトリとPostgreSQLクラスターを所有するユーザーとしてpgBackRestを実行する方がはるかに適切です。
バッファーサイズオプション(--buffer-size)
I/O処理のバッファーサイズです。
コピー、圧縮、暗号化などの処理に使用するバッファーサイズです。使用するバッファーの数はオプションによって異なり、各処理で追加のメモリを使用する場合があります。たとえば、gz圧縮では256KiBのメモリを追加で使用する場合があります。
指定できる値は、16KiB、32KiB、64KiB、128KiB、256KiB、512KiB、1MiB、2MiB、4MiB、8MiB、16MiBです。
SSHクライアントコマンドオプション(--cmd-ssh)
SSHクライアントのコマンドです。
別のSSHクライアントを使用したい場合や、sshコマンドが$PATHに含まれていない場合に、使用するSSHクライアントコマンドを指定します。
ネットワーク圧縮レベルオプション(--compress-level-network)
ネットワークの圧縮レベルです。
compress-type=noneで、コマンドがリポジトリと同じホストで実行されない場合のネットワーク圧縮レベルを設定します。圧縮によってネットワークトラフィックを削減します。compress-typeがnoneでない場合は、ファイルを1回だけ圧縮するように、compress-level-network設定を無視して代わりにcompress-levelを使用します。
設定ファイルオプション(--config)
pgBackRestの設定ファイルです。
デフォルトとは異なる設定ファイルを指定するには、このオプションを使用します。
追加設定パスオプション(--config-include-path)
追加のpgBackRest設定ファイルへのパスです。
指定した場所にある拡張子.confの設定ファイルをpgBackRest設定ファイルと連結し、1つの設定ファイルとして扱います。
設定パスオプション(--config-path)
pgBackRest設定ファイルの基準パスです。
この設定は、--configと--config-include-pathの各オプションがコマンドラインで明示的に設定されていない場合に、それらのデフォルトの基準パスを上書きします。
たとえば、--config-path=/conf/pgbackrestだけを渡すと、--configのデフォルトは/conf/pgbackrest/pgbackrest.confに、--config-include-pathのデフォルトは/conf/pgbackrest/conf.dに設定されます。
I/Oタイムアウトオプション(--io-timeout)
I/Oのタイムアウトです。
接続および読み取り/書き込み処理に使用する、秒単位のタイムアウトです。
読み取り/書き込み処理全体がこのタイムアウト内に完了する必要はありませんが、わずか1バイトでも、何らかの進展が必要です。
固定umaskオプション(--neutral-umask)
固定のumaskを使用します。
umaskを0000に設定し、リポジトリ内のファイルやディレクトリが適切な権限で作成されるようにします。デフォルトのディレクトリ権限は0750、ファイル権限は0640です。
代わりに実行ユーザーのumaskを使用するには、設定ファイルにneutral-umask=n、またはコマンドラインに--no-neutral-umaskを指定します。
プロセス優先度設定オプション(--priority)
プロセスの優先度を設定します。
カーネルのスケジューラーがプロセスに与える優先度(niceness)を定義します。正の値は優先度を下げ、負の値は優先度を上げます。通常、プロセスには自身の優先度を上げる権限がありません。
プロトコルタイムアウトオプション(--protocol-timeout)
プロトコルのタイムアウトです。
ローカルまたはリモートのプロセスが、プロトコル層で新しいメッセージの受信を待つタイムアウトを秒単位で設定します。これにより、プロセスがメッセージを無期限に待ち続けることを防ぎます。
注記:
protocol-timeoutオプションは、db-timeoutオプションより大きくする必要があります。
キープアライブオプション(--sck-keep-alive)
キープアライブを有効にします。
ソケット接続でキープアライブメッセージを有効にします。
キープアライブ回数オプション(--tcp-keep-alive-count)
キープアライブの回数です。
接続が切れたと判断するまでに、応答がなくても許容するTCPキープアライブメッセージの数を指定します。
このオプションは、TCP_KEEPCNTソケットオプションをサポートするシステムで利用できます。
キープアライブ待機時間オプション(--tcp-keep-alive-idle)
キープアライブの待機時間です。
ネットワーク通信がない状態で、オペレーティングシステムがTCPキープアライブメッセージを送信するまでの時間を秒単位で指定します。
このオプションは、TCP_KEEPIDLEソケットオプションをサポートするシステムで利用できます。
キープアライブ間隔オプション(--tcp-keep-alive-interval)
キープアライブの送信間隔です。
応答のないTCPキープアライブメッセージを再送信するまでの時間を秒単位で指定します。
このオプションは、TCP_KEEPINTVLソケットオプションをサポートするシステムで利用できます。
TLSv1.2暗号スイートオプション(--tls-cipher-12)
許可するTLSv1.2暗号スイートです。
pgBackRestクライアントとサーバー間のすべてのTLS接続は暗号化されます。デフォルトでは、オブジェクトストア(例:S3)への接続も暗号化されます。
注記: どのトランスポート接続でも、セキュリティーの最低要件はTLSv1.2です。
必要に応じて、受け入れる暗号スイートを調整できます。特別なセキュリティー要件がなければ、例に示す値が妥当な選択です。未設定(デフォルト)の場合は、使用するOpenSSLライブラリのデフォルトが適用されます。
TLSv1.3暗号スイートオプション(--tls-cipher-13)
許可するTLSv1.3暗号スイートです。
pgBackRestクライアントとサーバー間のすべてのTLS接続は暗号化されます。デフォルトでは、オブジェクトストア(例:S3)への接続も暗号化されます。
注記: どのトランスポート接続でも、セキュリティーの最低要件はTLSv1.2です。
必要に応じて、受け入れる暗号スイートを調整できます。未設定(デフォルト)の場合は、使用するOpenSSLライブラリのデフォルトが適用されます。
ログオプション
コンソールログレベルオプション(--log-level-console)
コンソールに出力するログのレベルです。
次のログレベルをサポートします。
off- ログを一切記録しません(非推奨)error- エラーのみを記録しますwarn- 警告とエラーを記録しますinfo- 情報、警告、エラーを記録しますdetail- 詳細、情報、警告、エラーを記録しますdebug- デバッグ、詳細、情報、警告、エラーを記録しますtrace- トレース(非常に詳細なデバッグ)、デバッグ、情報、警告、エラーを記録します
ファイルログレベルオプション(--log-level-file)
ファイルに記録するログのレベルです。
次のログレベルをサポートします。
off- ログを一切記録しません(非推奨)error- エラーのみを記録しますwarn- 警告とエラーを記録しますinfo- 情報、警告、エラーを記録しますdetail- 詳細、情報、警告、エラーを記録しますdebug- デバッグ、詳細、情報、警告、エラーを記録しますtrace- トレース(非常に詳細なデバッグ)、デバッグ、情報、警告、エラーを記録します
標準エラーログレベルオプション(--log-level-stderr)
stderrに出力するログのレベルです。
stdout(log-level-consoleで指定)の代わりにstderrへ出力するログレベルを指定します。stderrにはタイムスタンプとプロセスを出力しません。
次のログレベルをサポートします。
off- ログを一切記録しません(非推奨)error- エラーのみを記録しますwarn- 警告とエラーを記録しますinfo- 情報、警告、エラーを記録しますdetail- 詳細、情報、警告、エラーを記録しますdebug- デバッグ、詳細、情報、警告、エラーを記録しますtrace- トレース(非常に詳細なデバッグ)、デバッグ、情報、警告、エラーを記録します
ログパスオプション(--log-path)
ログファイルを保存するパスです。
ログパスは、pgBackRestがログファイルを保存する場所です。log-level-file=offの場合、ログパスは不要です。
サブプロセスログオプション(--log-subprocess)
サブプロセスでのログ記録を有効にします。
このプロセスが作成するすべてのサブプロセスで、log-level-fileで指定したログレベルによるファイルへのログ記録を有効にします。
ログタイムスタンプオプション(--log-timestamp)
ログのタイムスタンプを有効にします。
コンソールとファイルのログでタイムスタンプを有効にします。このオプションは、ドキュメント生成などの特殊な状況では無効にします。
リポジトリオプション
リポジトリ指定オプション(--repo)
リポジトリを指定します。
コマンドの操作対象となるリポジトリを指定します。
たとえば、このオプションを使用すると、pgBackRestに選択させずに、特定のリポジトリからリストアできます。
Azureリポジトリコンテナーオプション(--repo-azure-container)
Azureリポジトリのコンテナーです。
リポジトリの保存に使用するAzureコンテナーです。
repo-path=/を設定するとpgBackRestリポジトリをコンテナーのルートに保存できますが、通常は/repoなどの接頭辞を指定し、ログなどのAzureが生成するコンテンツもコンテナーに保存できるようにすることを推奨します。
Azureリポジトリキー種別オプション(--repo-azure-key-type)
Azureリポジトリのキー種別です。
認可には次の種別をサポートします。
shared- 共有キーsas- 共有アクセス署名auto- AzureマネージドIDを使用して自動的に認可
AzureリポジトリURI形式オプション(--repo-azure-uri-style)
AzureのURI形式です。
次のURI形式をサポートします。
host-account.endpointホストに接続します。path-endpointホストに接続し、URIの先頭にアカウントを付加します。
リポジトリ暗号方式オプション(--repo-cipher-type)
リポジトリの暗号化に使用する暗号方式です。
次の暗号方式をサポートします。
none- リポジトリを暗号化しませんaes-256-cbc- 鍵長256ビットのAdvanced Encryption Standard
リポジトリの種類(例:S3)が暗号化をサポートしていても、暗号化は常にクライアント側で実行されます。
GCSリポジトリバケットオプション(--repo-gcs-bucket)
GCSリポジトリのバケットです。
リポジトリの保存に使用するGCSバケットです。
repo-path=/を設定するとpgBackRestリポジトリをバケットのルートに保存できますが、通常は/repoなどの接頭辞を指定し、ログなどのGCSが生成するコンテンツもバケットに保存できるようにすることを推奨します。
GCSリポジトリエンドポイントオプション(--repo-gcs-endpoint)
GCSリポジトリのエンドポイントです。
ストレージサービスへの接続に使用するエンドポイントです。ローカルのGCSサーバーや別のエンドポイントを使用するように変更できます。
GCSリポジトリキー種別オプション(--repo-gcs-key-type)
GCSリポジトリのキー種別です。
認可には次の種別をサポートします。
auto- インスタンスのサービスアカウントを使用して認可します。service- ローカルに保存したキーでサービスアカウントを使用します。token-fakegcsなどを使用するローカルテスト用です。
repo-gcs-key-type=serviceの場合、認証トークンの更新時に認証情報を再読み込みします。
GCSリポジトリプロジェクトIDオプション(--repo-gcs-user-project)
GCSのプロジェクトIDです。
リクエストの課金先を決定するために使用するGCSプロジェクトIDです。
リポジトリホストオプション(--repo-host)
リモート操作時のリポジトリホストです。
ローカルにマウントされたファイルシステムにバックアップおよびアーカイブする場合、この設定は不要です。
非推奨の名前:backup-host
リポジトリホスト認証局ファイルオプション(--repo-host-ca-file)
リポジトリホストの認証局ファイルです。
リポジトリホストへの接続に、システムのデフォルト以外のCAファイルを使用します。
リポジトリホスト認証局パスオプション(--repo-host-ca-path)
リポジトリホストの認証局パスです。
リポジトリホストへの接続に、システムのデフォルト以外のCAパスを使用します。
リポジトリホスト証明書ファイルオプション(--repo-host-cert-file)
リポジトリホストの証明書ファイルです。
クライアントの身元を証明するためにリポジトリホストに送信します。
リポジトリホストコマンドオプション(--repo-host-cmd)
リポジトリホストのpgBackRestコマンドです。
pgBackRestコマンドのパスがローカルホストとリポジトリホストで異なる場合にのみ必要です。未定義の場合、リポジトリホストのコマンドにはローカルと同じコマンドを設定します。
非推奨の名前:backup-cmd
リポジトリホスト設定オプション(--repo-host-config)
pgBackRestリポジトリホストの設定ファイルです。
リポジトリホスト上の設定ファイルの場所を設定します。リポジトリホストの設定ファイルがローカルの設定ファイルと異なる場所にある場合にのみ必要です。
非推奨の名前:backup-config
リポジトリホスト追加設定パスオプション(--repo-host-config-include-path)
pgBackRestリポジトリホストの追加設定パスです。
リポジトリホスト上の追加設定パスの場所を設定します。リポジトリホストの追加設定パスがローカルの追加設定パスと異なる場所にある場合にのみ必要です。
リポジトリホスト設定パスオプション(--repo-host-config-path)
pgBackRestリポジトリホストの設定パスです。
リポジトリホスト上の設定パスの場所を設定します。リポジトリホストの設定パスがローカルの設定パスと異なる場所にある場合にのみ必要です。
リポジトリホストキーファイルオプション(--repo-host-key-file)
リポジトリホストのキーファイルです。
クライアント証明書が所有者によって送信されたことを証明します。
リポジトリホストポートオプション(--repo-host-port)
repo-hostが設定されている場合のリポジトリホストのポートです。
リポジトリホストのプロトコルにデフォルト以外のポートを指定するには、このオプションを使用します。
注記:
repo-host-type=sshの場合、repo-host-portにデフォルト値はありません。この場合、ポートはcmd-sshで指定したコマンドの設定に従います。
非推奨の名前:backup-ssh-port
リポジトリホストプロトコル種別オプション(--repo-host-type)
リポジトリホストのプロトコル種別です。
次のプロトコル種別をサポートします。
ssh- Secure Shell。tls- pgBackRest TLSサーバー。
リポジトリホストユーザーオプション(--repo-host-user)
repo-hostが設定されている場合のリポジトリホストのユーザーです。
リポジトリホスト上の操作に使用するユーザーを定義します。postgresユーザーではなく、pgbackrestなどの別のユーザーを使用することを推奨します。リポジトリホストでPostgreSQLを実行する場合は、postgresユーザーをpgbackrestグループに追加することで、リポジトリの内容を誤って破損させずに読み取り権限を与えられます。
非推奨の名前:backup-user
リポジトリパスオプション(--repo-path)
バックアップとアーカイブを保存するパスです。
リポジトリは、pgBackRestがバックアップを保存し、WALセグメントをアーカイブする場所です。
必要な容量を事前に見積もるのは難しい場合があります。まずいくつかバックアップを取得し、各種類(full/incr/diff)のバックアップサイズを記録して、1日当たりに生成されるWALの量を測定するのが最善です。これにより、必要な容量のおおよその見当が付きます。ただし、データベースの変化に伴い、必要量も時間とともに変わる可能性があります。
S3リポジトリバケットオプション(--repo-s3-bucket)
S3リポジトリのバケットです。
リポジトリの保存に使用するS3バケットです。
repo-path=/を設定するとpgBackRestリポジトリをバケットのルートに保存できますが、通常は/repoなどの接頭辞を指定し、ログなどのAWSが生成するコンテンツもバケットに保存できるようにすることを推奨します。
S3リポジトリエンドポイントオプション(--repo-s3-endpoint)
S3リポジトリのエンドポイントです。
選択したリージョンに対して有効なAWSエンドポイントを使用してください。
独自の構成やテスト構成では、repo-storage-ca-file、repo-storage-ca-path、repo-storage-host、repo-storage-port、repo-storage-verify-tlsの各オプションが役立つ場合があります。
S3リポジトリキー種別オプション(--repo-s3-key-type)
S3リポジトリのキー種別です。
次の種別をサポートします。
shared- 共有キーauto- 一時認証情報を自動取得web-id- ウェブID認証情報を自動取得pod-id- EKS Pod Identityの認証情報を自動取得process- プロセスを実行して認証情報を取得
S3リポジトリKMSキーIDオプション(--repo-s3-kms-key-id)
S3リポジトリのKMSキーです。
指定したAWS Key Management Serviceのキーを使用して、S3のサーバー側暗号化を有効にします。
S3認証プロセスコマンドオプション(--repo-s3-process-cmd)
S3の認証プロセスコマンドです。
一時的なS3認証情報を取得するために実行するコマンド(および任意の引数)です。リストの最初の要素がコマンドで、残りの要素はパラメーターとして渡します。
プロセスは、AccessKeyId、SecretAccessKey、SessionToken、Expirationフィールドを含むJSONを出力する必要があります。認証情報は有効期限の前に自動更新されます。形式の詳細は、プロセス認証情報プロバイダー
を参照してください。
S3リポジトリリージョンオプション(--repo-s3-region)
S3リポジトリのリージョンです。
バケットを作成したAWSリージョンです。
S3リポジトリのリクエスタ支払いオプション(--repo-s3-requester-pays)
S3リポジトリのリクエスタ支払いです。
S3のリクエスタ支払いを有効にします。
S3リポジトリロールオプション(--repo-s3-role)
S3リポジトリのロールです。
repo-s3-key-type=autoの場合に、一時認証情報の取得に使用するAWSロール名(完全なARNではありません)です。
S3リポジトリサービスオプション(--repo-s3-service)
S3の署名サービスです。
SigV4認証で使用するS3署名サービスです。標準のS3エンドポイントでは、デフォルトはs3です。S3 Outpostsエンドポイントを使用する場合は、s3-outpostsに設定します。
S3リポジトリSTSエンドポイントオプション(--repo-s3-sts-host)
S3リポジトリのSTSエンドポイントです。
repo-s3-key-type=web-idを設定した場合に、一時認証情報の取得に使用するSTSエンドポイントです。リージョン別STSを使用するには、リージョン別エンドポイント(例:sts.us-east-1.amazonaws.com)を設定します。GovCloudや中国リージョンで必要になる場合や、レイテンシーを低減するために使用する場合があります。
S3リポジトリURI形式オプション(--repo-s3-uri-style)
S3のURI形式です。
次のURI形式をサポートします。
host-bucket.endpointホストに接続します。path-endpointホストに接続し、URIの先頭にバケットを付加します。
SFTPリポジトリホストオプション(--repo-sftp-host)
SFTPリポジトリのホストです。
リポジトリが存在するSFTPホストです。
SFTPリポジトリホストフィンガープリントオプション(--repo-sftp-host-fingerprint)
SFTPリポジトリホストのフィンガープリントです。
SFTPリポジトリホストのフィンガープリントの生成方法は、repo-sftp-host-key-hash-typeと一致させてください。awk '{print $2}' ssh_host_xxx_key.pub | base64 -d | (md5sum or sha1sum) -bでフィンガープリントを生成します。sshホストキーは通常、/etc/sshディレクトリにあります。
SFTPホストキー確認方式オプション(--repo-sftp-host-key-check-type)
SFTPのホストキー確認方式です。
次のSFTPホストキー確認方式をサポートします。
strict- pgBackRestは~/.ssh/known_hostsファイルにホストキーを自動追加せず、ホストキーが変更されたホスト、または既知のホストファイルで見つからないホストへの接続を拒否します。このオプションでは、新しいホストをすべて手動で追加する必要があります。accept-new- pgBackRestは新しいホストキーをユーザーの既知のホストファイルに自動追加しますが、ホストキーが変更されたホストへの接続は許可しません。fingerprint- pgBackRestは、repo-sftp-host-fingerprintオプションで指定したフィンガープリントとホストキーを照合します。none- ホストキーを確認しません。
SFTPリポジトリホストキーハッシュ種別オプション(--repo-sftp-host-key-hash-type)
SFTPリポジトリのホストキーハッシュ種別です。
SFTPリポジトリのホストキーハッシュ種別です。SSHの開始時に、リモートシステムのホストキーのダイジェスト計算に使用するハッシュ種別を指定します。新しいバージョンのlibssh2は、md5とsha1に加えてsha256もサポートします。
SFTPリポジトリホストポートオプション(--repo-sftp-host-port)
SFTPリポジトリホストのポートです。
SFTPリポジトリホストのポートです。
SFTPリポジトリホストユーザーオプション(--repo-sftp-host-user)
SFTPリポジトリホストのユーザーです。
リポジトリの保存に使用するホスト上のユーザーです。
SFTP既知ホストファイルオプション(--repo-sftp-known-host)
SFTPの既知のホストファイルです。
認証時に一致するSFTPホストを探す既知のホストファイルです。未指定の場合、pgBackRestはデフォルトで~/.ssh/known_hosts、~/.ssh/known_hosts2、/etc/ssh/ssh_known_hosts、/etc/ssh/ssh_known_hosts2を検索します。1つ以上のファイルパスを設定した場合は、それらを検索して一致を確認します。ファイルパスは絶対パス、または先頭がチルダのパスである必要があります。repo-sftp-known-hostオプションを複数回指定することで、検索する既知のホストファイルを複数指定できます。既知のホストファイルによる確認を使用するには、repo-sftp-host-fingerprintを指定してはいけません。repo-sftp-host-check-typeオプションも参照してください。
SFTPリポジトリ秘密鍵ファイルオプション(--repo-sftp-private-key-file)
SFTPの秘密鍵ファイルです。
認証に使用するSFTP秘密鍵ファイルです。
SFTPリポジトリ公開鍵ファイルオプション(--repo-sftp-public-key-file)
SFTPの公開鍵ファイルです。
認証に使用するSFTP公開鍵ファイルです。OpenSSLに対してコンパイルした場合は任意ですが、別のライブラリに対してコンパイルした場合は必須です。
リポジトリストレージCAファイルオプション(--repo-storage-ca-file)
リポジトリストレージのCAファイルです。
ストレージ(例:S3、Azure)の証明書に、システムのデフォルト以外のCAファイルを使用します。
非推奨の名前:repo-azure-ca-file, repo-s3-ca-file
リポジトリストレージTLS CAパスオプション(--repo-storage-ca-path)
リポジトリストレージのCAパスです。
ストレージ(例:S3、Azure)の証明書に、システムのデフォルト以外のCAパスを使用します。
非推奨の名前:repo-azure-ca-path, repo-s3-ca-path
リポジトリストレージホストオプション(--repo-storage-host)
リポジトリストレージのホストです。
ストレージ(例:S3、Azure)のエンドポイントとは異なるホストに接続します。通常はテストに使用します。
非推奨の名前:repo-azure-host, repo-s3-host
リポジトリストレージポートオプション(--repo-storage-port)
リポジトリストレージのポートです。
ストレージ(例:S3、Azure)のエンドポイント(ホストを指定した場合はそのホスト)への接続に使用するポートです。
非推奨の名前:repo-azure-port, repo-s3-port
リポジトリストレージタグオプション(--repo-storage-tag)
リポジトリストレージのタグです。
リポジトリがオブジェクトストア(例:S3)の場合に、オブジェクトに付加するタグを指定します。このオプションを繰り返して、複数のタグを追加できます。
pgBackRestにはこれらのタグを変更する機能がないため、リポジトリ全体でタグを統一するには、stanza-createを実行する前に正しく設定してください。
リポジトリストレージアップロードチャンクサイズオプション(--repo-storage-upload-chunk-size)
リポジトリストレージのアップロードチャンクサイズです。
S3などのオブジェクトストアでは、ファイルが大きすぎてメモリに格納できない場合に、チャンクに分けてアップロードできます。ファイルをメモリに格納できる場合でも、アップロードに使用するメモリ量を制限する方がメモリ効率は高くなります。
チャンクサイズを大きくすると、アップロードリクエストを最小限に抑え、チャンク分割せずに1回のリクエストでアップロードできるファイルが増えるため、一般にパフォーマンスが向上します。一方、メモリ使用量は増加します。チャンクバッファーはプロセスごとに割り当てる必要があるため、process-maxの値が大きいほど、全体のメモリ消費量も増えます。
有効なチャンクサイズは、ストレージの種類やプラットフォームによって異なります。たとえば、AWS S3の最小チャンクサイズは5MiBです。チャンクサイズの呼び方もストレージの種類によって異なるため、最小値/最大値を調べる際は、AWS S3では「part size」、GCSでは「chunk size」、Azureでは「block size」を使用してください。
ファイルが1GiB(PostgreSQLがデフォルトで作成する最大サイズ)より大きい場合、ファイルのアップロードを完了するために、許容される最大値までチャンクサイズを段階的に増やします。
リポジトリストレージ証明書検証オプション(--repo-storage-verify-tls)
リポジトリストレージの証明書を検証します。
このオプションでは、ストレージ(例:S3、Azure)サーバーのTLS証明書の検証を有効/無効にできます。無効化は、テストや自己署名証明書を使用する場合に限ってください。
非推奨の名前:repo-azure-verify-tls, repo-s3-verify-ssl, repo-s3-verify-tls
リポジトリ対象時刻オプション(--repo-target-time)
リポジトリの対象時刻です。
対象時刻は、コマンドがバージョン管理されたストレージ上のリポジトリを読み取る際の時点を定義します。これにより、ある時点の状態のリポジトリを読み取り、ユーザーの誤操作やマルウェアによって削除または破損したデータをリカバリーできます。
S3、GCS、Azureはストレージのバージョン管理をサポートしますが、通常はデフォルトで有効になっていません。バージョン管理の有効化に加え、S3ではオブジェクトロック、GCSやAzureでは論理削除を有効にすると役立つ場合があります。
repo-target-timeオプションを指定する場合は、repoオプションも指定する必要があります。すべてのリポジトリ種類がバージョン管理をサポートするとは限らず、一般にリカバリーでは単一のリポジトリを対象とするのが妥当です。
ストレージのタイムスタンプとの比較は、指定したタイムスタンプ以下(<=)で行い、タイムスタンプにミリ秒を指定しても切り捨てられます。
リポジトリ種別オプション(--repo-type)
リポジトリに使用するストレージの種類です。
次のリポジトリ種類をサポートします。
azure- Azure Blob Storage Servicecifs-posixと同様ですが、リンクとディレクトリのfsyncを無効にしますgcs- Google Cloud Storageposix- Posix準拠のファイルシステムs3- AWS Simple Storage Servicesftp- Secure File Transfer Protocol
NFSマウントをposixリポジトリとして使用する場合、PostgreSQLのドキュメントに記載されたものと同じ規則がpgBackRestにも適用されます。データベースクラスターの作成 - ファイルシステム
を参照してください。