リストアコマンド(restore)
restoreコマンドのオプションと動作のリファレンス。restoreコマンドは、デフォルトではバックアップが存在する最初のリポジトリから最新のバックアップを自動選択します(クイックスタート - バックアップのリストア
を参照)。リポジトリの確認順序はpgbackrest.confによって決まります(例:repo2より先にrepo1を確認します)。特定のリポジトリから選択するには、--repoオプション(例:--repo=1)を指定できます。最新以外のバックアップが必要な場合は、--setオプションを指定できます。
PITR に --type=time または --type=lsn を指定する場合は、--target オプションで対象の時刻または LSN を指定する必要があります。--set を指定しない場合、設定済みのリポジトリを順に調べ、終了時刻が対象時刻より前のバックアップ、または終了 LSN が対象 LSN 以下のバックアップを選択します。一致するバックアップが見つからない場合、--type=time と --type=lsn のどちらでも pgBackRest はエラーを返し、最新のバックアップにフォールバックしません。xid など、その他の PITR の種類では、対象が最新のバックアップより前であれば --set オプションを指定する必要があります。詳細と例については、ポイントインタイムリカバリ
を参照してください。
PostgreSQLの推奨に従い、レプリケーションスロットは含めません。詳細は、PostgreSQLドキュメントのデータディレクトリのバックアップ を参照してください。
コマンドオプション
アーカイブモードオプション(--archive-mode)
リストアしたクラスターでアーカイブを維持または無効にします。
このオプションでは、リストアしたクラスターのアーカイブを維持または無効にできます。作業のためにクラスターを昇格させる必要があるものの、新しいプライマリーにする意図がない場合に役立ちます。この場合、そのクラスターからWALをリポジトリに送信するのは適切ではありません。
次のモードをサポートします。
off-archive_mode=offを設定してアーカイブを無効にします。preserve- 現在のarchive_mode設定を維持します。
注記:このオプションはPostgreSQL < 12では利用できません。
データベース除外オプション(--db-exclude)
指定したデータベースを除外してリストアします。
除外したデータベースは、容量を節約しつつPostgreSQLがリカバリーを実行できるように、ゼロで埋めたスパースファイルとしてリストアします。リカバリー後、これらのデータベースにはアクセスできませんが、drop databaseコマンドで削除できます。--db-excludeオプションを複数回指定して、除外するデータベースを複数指定できます。
--db-includeオプションと組み合わせた場合、--db-excludeは標準のシステムデータベース(template0、template1、postgres)にのみ適用されます。
対象データベースオプション(--db-include)
指定したデータベースのみをリストアします。
この機能では、選択したデータベースのみをリストアできます。明示的に含めなかったデータベースは、容量を節約しつつPostgreSQLがリカバリーを実行できるように、ゼロで埋めたスパースファイルとしてリストアします。リカバリー後、含めなかったデータベースにはアクセスできませんが、drop databaseコマンドで削除できます。
注記: 組み込みデータベース(
template0、template1、postgres)は、明示的に除外しない限り常にリストアします。
--db-includeオプションを複数回指定して、含めるデータベースを複数指定できます。
詳細と注意事項は、選択したデータベースのリストア を参照してください。
強制オプション(--force)
リストアを強制します。
このオプションを単独で使用すると、PostgreSQLのデータパスとテーブルスペースのパスを完全に上書きします。--deltaと併用すると、チェックサムの代わりにタイムスタンプ/サイズを用いた差分処理を実行します。
全リンクリストアオプション(--link-all)
すべてのシンボリックリンクをリストアします。
デフォルトでは、シンボリックリンクされたディレクトリとファイルは、$PGDATA内の通常のディレクトリとファイルとしてリストアします。元のバックアップを取得したシステムとは異なるシステムで、元のリンク先にシンボリックリンクをリストアするのは安全でない可能性があるためです。このオプションは、バックアップを取得した元のシステムと同じ状態ですべてのシンボリックリンクをリストアします。
リンクマッピングオプション(--link-map)
シンボリックリンクのリンク先を変更します。
リストア時に、シンボリックリンクのリンク先ファイルまたはパスを変更できます。バックアップを生成した元のシステムとはストレージ構成が異なるシステムへのリストアに役立ちます。
リカバリー設定オプション(--recovery-option)
postgresql.auto.confまたはrecovery.confのオプションを設定します。
postgresql.auto.confまたはrecovery.confのオプションの詳細は、サーバーの設定
を参照してください(使用しているPostgreSQLバージョンを必ず選択してください)。このオプションは複数回使用できます。
PostgreSQL >= 12では、オプションをpostgresql.auto.confに書き込みます。それ以外のすべてのバージョンでは、recovery.confに書き込みます。
注記:
restore_commandオプションは自動生成されますが、このオプションで上書きできます。pgBackRestが処理するように設計されているため、独自のrestore_commandを指定する場合は注意してください。リカバリー対象のオプション(recovery_target_name、recovery_target_timeなど)はpgBackRestが自動生成するため、このオプションで設定しないでください。
pgBackRestはpostgresql.auto.confまたはrecovery.confファイルを書き込んだ後にPostgreSQLを起動しないため、手動で再起動する前に、いつでもpostgresql.auto.confまたはrecovery.confを編集/確認できます。
バックアップセットオプション(--set)
リストアするバックアップセットです。
リストア対象のバックアップセットです。latestは最新のバックアップをリストアします。それ以外の場合は、リストアするバックアップの名前を指定します。
テーブルスペースマッピングオプション(--tablespace-map)
テーブルスペースを指定したディレクトリにリストアします。
リストア時にテーブルスペースを新しい場所に移動します。レプリカ上でテーブルスペースの場所が異なる場合や、アップグレード後のシステムのマウントポイントが異なる場合に役立ちます。
テーブルスペースの場所はpg_tablespaceに保存されていないため、テーブルスペースを移動しても問題ありません。ただし、テーブルスペースをdata_directoryに移動することは推奨せず、問題が生じる可能性があります。テーブルスペースの移動については、http://www.databasesoup.com/2013/11/moving-tablespaces.html が参考になります。
全テーブルスペースマッピングオプション(--tablespace-map-all)
すべてのテーブルスペースを指定したディレクトリにリストアします。
デフォルトでは、テーブルスペースを元の場所にリストアします。この動作はtablespace-mapオプションでテーブルスペースごとに変更できますが、すべてのテーブルスペースを一度に新しいディレクトリに再マッピングする方が望ましい場合もあります。バックアップを生成した元のシステムとストレージ構成が異なる可能性がある、開発環境やステージング環境で特に役立ちます。
指定したパスは、バックアップ内のすべてのテーブルスペースを作成する際の親パスになります。
注意:
バックアップの開始後に作成されたテーブルスペースはマッピングされません。テーブルスペースのマッピングが必要な場合は、テーブルスペースの作成後に新しいバックアップを取得してください。
リカバリー対象オプション(--target)
リカバリーの対象です。
--typeがlsn、name、xid、timeの場合のリカバリー対象を定義します。対象が最新のバックアップより前で、--typeがtimeでもlsnでもない場合は、--setオプションでバックアップセットを指定してください。
対象到達時の動作オプション(--target-action)
リカバリー対象に到達したときの動作です。
PostgreSQL 10以降のデフォルトであるhot_standby=onの場合、このオプションは、対象に到達したとき、またはアーカイブ内のWALが尽きたときのクラスターの動作を一貫して制御します。
PostgreSQL >= 12でhot_standby=offの場合、pauseはshutdownと同じ動作になります。PostgreSQL < 12でhot_standby=offの場合、pauseはpromoteと同じ動作になります。
次の動作をサポートします。
pause- リカバリー対象に到達したら一時停止します。promote- リカバリー対象に到達したら昇格し、タイムラインを切り替えます。shutdown- リカバリー対象に到達したらサーバーを停止します。(PostgreSQL >= 9.5)
リカバリー対象除外オプション(--target-exclusive)
リカバリー対象に到達する直前で停止します。
対象へのリカバリーで対象自体を除外するかどうかを定義します(デフォルトでは含めます)。--typeがlsn、time、xidの場合にのみ有効です。たとえば、--type=xidかつ--target=1007の場合に--target-exclusiveを使用すると、トランザクション1007の内容を除外します。詳細は、PostgreSQLドキュメントのrecovery_target_inclusiveオプションを参照してください。
対象タイムラインオプション(--target-timeline)
タイムラインに沿ってリカバリーします。
詳細は、PostgreSQLドキュメントのrecovery_target_timelineを参照してください。
種類オプション(--type)
リカバリーの種類です。
次のリカバリー種類をサポートします。
default- アーカイブストリームの末尾までリカバリーします。immediate- データベースの一貫性が確保されるまでだけリカバリーします。lsn---targetで指定したLSN(Log Sequence Number)までリカバリーします。このオプションはPostgreSQL >= 10でのみサポートします。name---targetで指定したリストアポイントまでリカバリーします。xid---targetで指定したトランザクションIDまでリカバリーします。time---targetで指定した時刻までリカバリーします。preserve- 既存のpostgresql.auto.confまたはrecovery.confファイルを維持します。standby-postgresql.auto.confまたはrecovery.confファイルにstandby_mode=onを追加し、クラスターをスタンバイモードで起動させます。none-postgresql.auto.confもrecovery.confも書き込まないため、PostgreSQLはpg_xlog/pg_walに存在するWALセグメントを使用して一貫性の確保を試みます。必要なWALセグメントを用意するか、archive-copy設定でバックアップに含めてください。
警告:
リカバリーの終了時にタイムラインが増加しないため、type=noneでのリカバリーは避けてください。たとえば、PostgreSQLが重複するWALのアーカイブを試みて拒否され、ディスクが満杯になり、PostgreSQLのパニックに至る可能性があります。また、pg_rewindなどのツールが正しく動作しなかったり、破損を引き起こしたりする可能性があります。
オフラインバックアップのデフォルトのリストアtypeはnoneです。これは、wal_level=minimalではポイントインタイムリカバリーができないためです。wal_level > minimalであればオフラインバックアップからもポイントインタイムリカバリーが可能なため、typeを明示的に設定した場合はその設定に従います。
一般オプション
rootでの実行許可オプション(--allow-root)
rootユーザーによるコマンドの実行を許可します。
デフォルトでは、ファイルの所有権を慎重に管理するように設計されたrestoreコマンドのみをrootユーザーで実行できます。ほかのコマンドをrootで実行すると、たとえばリポジトリ内にroot所有のファイルが作成され、PostgreSQLユーザーがアクセスできなくなって、後続のコマンドが失敗するおそれがあります。
それでもコマンドをrootで実行する場合は、このオプションを有効にします。ただし、リポジトリとPostgreSQLクラスターを所有するユーザーとしてpgBackRestを実行する方がはるかに適切です。
バッファーサイズオプション(--buffer-size)
I/O処理のバッファーサイズです。
コピー、圧縮、暗号化などの処理に使用するバッファーサイズです。使用するバッファーの数はオプションによって異なり、各処理で追加のメモリを使用する場合があります。たとえば、gz圧縮では256KiBのメモリを追加で使用する場合があります。
指定できる値は、16KiB、32KiB、64KiB、128KiB、256KiB、512KiB、1MiB、2MiB、4MiB、8MiB、16MiBです。
pgBackRestコマンドオプション(--cmd)
pgBackRestコマンドです。
pgBackRestは、たとえばrestoreコマンドがrestore_command設定を生成する際に、コマンド文字列を生成することがあります。この場合、cmdオプションを指定しない限り、pgBackRestプロセスの実行に使用したコマンドが使われます。
注意:
pgBackRestコマンドをラッパー経由で実行すると、予測できない動作を引き起こす可能性があるため、推奨しません。
SSHクライアントコマンドオプション(--cmd-ssh)
SSHクライアントのコマンドです。
別のSSHクライアントを使用したい場合や、sshコマンドが$PATHに含まれていない場合に、使用するSSHクライアントコマンドを指定します。
ネットワーク圧縮レベルオプション(--compress-level-network)
ネットワークの圧縮レベルです。
compress-type=noneで、コマンドがリポジトリと同じホストで実行されない場合のネットワーク圧縮レベルを設定します。圧縮によってネットワークトラフィックを削減します。compress-typeがnoneでない場合は、ファイルを1回だけ圧縮するように、compress-level-network設定を無視して代わりにcompress-levelを使用します。
設定ファイルオプション(--config)
pgBackRestの設定ファイルです。
デフォルトとは異なる設定ファイルを指定するには、このオプションを使用します。
追加設定パスオプション(--config-include-path)
追加のpgBackRest設定ファイルへのパスです。
指定した場所にある拡張子.confの設定ファイルをpgBackRest設定ファイルと連結し、1つの設定ファイルとして扱います。
設定パスオプション(--config-path)
pgBackRest設定ファイルの基準パスです。
この設定は、--configと--config-include-pathの各オプションがコマンドラインで明示的に設定されていない場合に、それらのデフォルトの基準パスを上書きします。
たとえば、--config-path=/conf/pgbackrestだけを渡すと、--configのデフォルトは/conf/pgbackrest/pgbackrest.confに、--config-include-pathのデフォルトは/conf/pgbackrest/conf.dに設定されます。
差分処理オプション(--delta)
チェックサムを使用してリストアまたはバックアップします。
リストア時には、デフォルトでPostgreSQLのデータディレクトリとテーブルスペースディレクトリが存在し、空であることを想定します。このオプションは、チェックサムを使用して差分リストアを実行します。
バックアップ時には、このオプションによってタイムスタンプの代わりにチェックサムを使用し、ファイルをコピーするかどうかを判定します。
I/Oタイムアウトオプション(--io-timeout)
I/Oのタイムアウトです。
接続および読み取り/書き込み処理に使用する、秒単位のタイムアウトです。
読み取り/書き込み処理全体がこのタイムアウト内に完了する必要はありませんが、わずか1バイトでも、何らかの進展が必要です。
ロックパスオプション(--lock-path)
ロックファイルを保存するパスです。
ロックパスは、pgBackRestが競合する処理の同時実行を防ぐためのロックファイルを作成する場所です。
固定umaskオプション(--neutral-umask)
固定のumaskを使用します。
umaskを0000に設定し、リポジトリ内のファイルやディレクトリが適切な権限で作成されるようにします。デフォルトのディレクトリ権限は0750、ファイル権限は0640です。
代わりに実行ユーザーのumaskを使用するには、設定ファイルにneutral-umask=n、またはコマンドラインに--no-neutral-umaskを指定します。
プロセス優先度設定オプション(--priority)
プロセスの優先度を設定します。
カーネルのスケジューラーがプロセスに与える優先度(niceness)を定義します。正の値は優先度を下げ、負の値は優先度を上げます。通常、プロセスには自身の優先度を上げる権限がありません。
最大プロセス数オプション(--process-max)
圧縮/転送に使用する最大プロセス数です。
各プロセスが圧縮と転送を実行することでコマンドを高速化しますが、データベースのパフォーマンスに影響するほどprocess-maxを高く設定しないでください。
プロトコルタイムアウトオプション(--protocol-timeout)
プロトコルのタイムアウトです。
ローカルまたはリモートのプロセスが、プロトコル層で新しいメッセージの受信を待つタイムアウトを秒単位で設定します。これにより、プロセスがメッセージを無期限に待ち続けることを防ぎます。
注記:
protocol-timeoutオプションは、db-timeoutオプションより大きくする必要があります。
キープアライブオプション(--sck-keep-alive)
キープアライブを有効にします。
ソケット接続でキープアライブメッセージを有効にします。
stanzaオプション(--stanza)
stanzaを定義します。
stanzaは、PostgreSQLデータベースクラスターの場所、バックアップ方法、アーカイブオプションなどを定義する設定です。ほとんどのデータベースサーバーにはPostgreSQLデータベースクラスターが1つだけ存在し、stanzaも1つになります。一方、バックアップサーバーには、バックアップが必要なデータベースクラスターごとにstanzaがあります。
stanzaにはプライマリークラスターにちなんだ名前を付けたくなりますが、クラスターに含まれるデータベースを表す名前の方が適しています。stanza名はプライマリーとすべてのレプリカで使用するため、mainやprodなどのローカルクラスター名よりも、appやdwなど、クラスターの実際の役割を表す名前を選ぶ方が適切です。
キープアライブ回数オプション(--tcp-keep-alive-count)
キープアライブの回数です。
接続が切れたと判断するまでに、応答がなくても許容するTCPキープアライブメッセージの数を指定します。
このオプションは、TCP_KEEPCNTソケットオプションをサポートするシステムで利用できます。
キープアライブ待機時間オプション(--tcp-keep-alive-idle)
キープアライブの待機時間です。
ネットワーク通信がない状態で、オペレーティングシステムがTCPキープアライブメッセージを送信するまでの時間を秒単位で指定します。
このオプションは、TCP_KEEPIDLEソケットオプションをサポートするシステムで利用できます。
キープアライブ間隔オプション(--tcp-keep-alive-interval)
キープアライブの送信間隔です。
応答のないTCPキープアライブメッセージを再送信するまでの時間を秒単位で指定します。
このオプションは、TCP_KEEPINTVLソケットオプションをサポートするシステムで利用できます。
TLSv1.2暗号スイートオプション(--tls-cipher-12)
許可するTLSv1.2暗号スイートです。
pgBackRestクライアントとサーバー間のすべてのTLS接続は暗号化されます。デフォルトでは、オブジェクトストア(例:S3)への接続も暗号化されます。
注記: どのトランスポート接続でも、セキュリティーの最低要件はTLSv1.2です。
必要に応じて、受け入れる暗号スイートを調整できます。特別なセキュリティー要件がなければ、例に示す値が妥当な選択です。未設定(デフォルト)の場合は、使用するOpenSSLライブラリのデフォルトが適用されます。
TLSv1.3暗号スイートオプション(--tls-cipher-13)
許可するTLSv1.3暗号スイートです。
pgBackRestクライアントとサーバー間のすべてのTLS接続は暗号化されます。デフォルトでは、オブジェクトストア(例:S3)への接続も暗号化されます。
注記: どのトランスポート接続でも、セキュリティーの最低要件はTLSv1.2です。
必要に応じて、受け入れる暗号スイートを調整できます。未設定(デフォルト)の場合は、使用するOpenSSLライブラリのデフォルトが適用されます。
ログオプション
コンソールログレベルオプション(--log-level-console)
コンソールに出力するログのレベルです。
次のログレベルをサポートします。
off- ログを一切記録しません(非推奨)error- エラーのみを記録しますwarn- 警告とエラーを記録しますinfo- 情報、警告、エラーを記録しますdetail- 詳細、情報、警告、エラーを記録しますdebug- デバッグ、詳細、情報、警告、エラーを記録しますtrace- トレース(非常に詳細なデバッグ)、デバッグ、情報、警告、エラーを記録します
ファイルログレベルオプション(--log-level-file)
ファイルに記録するログのレベルです。
次のログレベルをサポートします。
off- ログを一切記録しません(非推奨)error- エラーのみを記録しますwarn- 警告とエラーを記録しますinfo- 情報、警告、エラーを記録しますdetail- 詳細、情報、警告、エラーを記録しますdebug- デバッグ、詳細、情報、警告、エラーを記録しますtrace- トレース(非常に詳細なデバッグ)、デバッグ、情報、警告、エラーを記録します
標準エラーログレベルオプション(--log-level-stderr)
stderrに出力するログのレベルです。
stdout(log-level-consoleで指定)の代わりにstderrへ出力するログレベルを指定します。stderrにはタイムスタンプとプロセスを出力しません。
次のログレベルをサポートします。
off- ログを一切記録しません(非推奨)error- エラーのみを記録しますwarn- 警告とエラーを記録しますinfo- 情報、警告、エラーを記録しますdetail- 詳細、情報、警告、エラーを記録しますdebug- デバッグ、詳細、情報、警告、エラーを記録しますtrace- トレース(非常に詳細なデバッグ)、デバッグ、情報、警告、エラーを記録します
ログパスオプション(--log-path)
ログファイルを保存するパスです。
ログパスは、pgBackRestがログファイルを保存する場所です。log-level-file=offの場合、ログパスは不要です。
サブプロセスログオプション(--log-subprocess)
サブプロセスでのログ記録を有効にします。
このプロセスが作成するすべてのサブプロセスで、log-level-fileで指定したログレベルによるファイルへのログ記録を有効にします。
ログタイムスタンプオプション(--log-timestamp)
ログのタイムスタンプを有効にします。
コンソールとファイルのログでタイムスタンプを有効にします。このオプションは、ドキュメント生成などの特殊な状況では無効にします。
メンテナー向けオプション
PostgreSQLバージョン強制指定オプション(--pg-version-force)
PostgreSQLのバージョンを強制指定します。
pg_controlまたはWALヘッダーを読み取って自動検出したバージョンの代わりに、指定したPostgreSQLバージョンを使用します。これは主に、これらの値がリリース版とは異なるPostgreSQLのフォークや開発版で役立ちます。PostgreSQLがserver_version_numで報告するバージョンは、強制指定したバージョンと一致する必要があります。
警告:
このオプションは慎重に使用してください。pg_controlとWALヘッダーは引き続き、指定バージョンで想定される形式、つまり公式のオープンソース版PostgreSQLの形式で読み取られます。フォークや開発版が、pgBackRestの依存するフィールドの形式を変更していると、予期しない動作が生じます。一般に、このオプションが想定どおりに動作するのは、フォークが独自の構造体メンバーをすべて標準のPostgreSQLメンバーの後ろに追加している場合に限られます。
リポジトリオプション
リポジトリ指定オプション(--repo)
リポジトリを指定します。
コマンドの操作対象となるリポジトリを指定します。
たとえば、このオプションを使用すると、pgBackRestに選択させずに、特定のリポジトリからリストアできます。
Azureリポジトリコンテナーオプション(--repo-azure-container)
Azureリポジトリのコンテナーです。
リポジトリの保存に使用するAzureコンテナーです。
repo-path=/を設定するとpgBackRestリポジトリをコンテナーのルートに保存できますが、通常は/repoなどの接頭辞を指定し、ログなどのAzureが生成するコンテンツもコンテナーに保存できるようにすることを推奨します。
Azureリポジトリキー種別オプション(--repo-azure-key-type)
Azureリポジトリのキー種別です。
認可には次の種別をサポートします。
shared- 共有キーsas- 共有アクセス署名auto- AzureマネージドIDを使用して自動的に認可
AzureリポジトリURI形式オプション(--repo-azure-uri-style)
AzureのURI形式です。
次のURI形式をサポートします。
host-account.endpointホストに接続します。path-endpointホストに接続し、URIの先頭にアカウントを付加します。
リポジトリ暗号方式オプション(--repo-cipher-type)
リポジトリの暗号化に使用する暗号方式です。
次の暗号方式をサポートします。
none- リポジトリを暗号化しませんaes-256-cbc- 鍵長256ビットのAdvanced Encryption Standard
リポジトリの種類(例:S3)が暗号化をサポートしていても、暗号化は常にクライアント側で実行されます。
GCSリポジトリバケットオプション(--repo-gcs-bucket)
GCSリポジトリのバケットです。
リポジトリの保存に使用するGCSバケットです。
repo-path=/を設定するとpgBackRestリポジトリをバケットのルートに保存できますが、通常は/repoなどの接頭辞を指定し、ログなどのGCSが生成するコンテンツもバケットに保存できるようにすることを推奨します。
GCSリポジトリエンドポイントオプション(--repo-gcs-endpoint)
GCSリポジトリのエンドポイントです。
ストレージサービスへの接続に使用するエンドポイントです。ローカルのGCSサーバーや別のエンドポイントを使用するように変更できます。
GCSリポジトリキー種別オプション(--repo-gcs-key-type)
GCSリポジトリのキー種別です。
認可には次の種別をサポートします。
auto- インスタンスのサービスアカウントを使用して認可します。service- ローカルに保存したキーでサービスアカウントを使用します。token-fakegcsなどを使用するローカルテスト用です。
repo-gcs-key-type=serviceの場合、認証トークンの更新時に認証情報を再読み込みします。
GCSリポジトリプロジェクトIDオプション(--repo-gcs-user-project)
GCSのプロジェクトIDです。
リクエストの課金先を決定するために使用するGCSプロジェクトIDです。
リポジトリホストオプション(--repo-host)
リモート操作時のリポジトリホストです。
ローカルにマウントされたファイルシステムにバックアップおよびアーカイブする場合、この設定は不要です。
非推奨の名前:backup-host
リポジトリホスト認証局ファイルオプション(--repo-host-ca-file)
リポジトリホストの認証局ファイルです。
リポジトリホストへの接続に、システムのデフォルト以外のCAファイルを使用します。
リポジトリホスト認証局パスオプション(--repo-host-ca-path)
リポジトリホストの認証局パスです。
リポジトリホストへの接続に、システムのデフォルト以外のCAパスを使用します。
リポジトリホスト証明書ファイルオプション(--repo-host-cert-file)
リポジトリホストの証明書ファイルです。
クライアントの身元を証明するためにリポジトリホストに送信します。
リポジトリホストコマンドオプション(--repo-host-cmd)
リポジトリホストのpgBackRestコマンドです。
pgBackRestコマンドのパスがローカルホストとリポジトリホストで異なる場合にのみ必要です。未定義の場合、リポジトリホストのコマンドにはローカルと同じコマンドを設定します。
非推奨の名前:backup-cmd
リポジトリホスト設定オプション(--repo-host-config)
pgBackRestリポジトリホストの設定ファイルです。
リポジトリホスト上の設定ファイルの場所を設定します。リポジトリホストの設定ファイルがローカルの設定ファイルと異なる場所にある場合にのみ必要です。
非推奨の名前:backup-config
リポジトリホスト追加設定パスオプション(--repo-host-config-include-path)
pgBackRestリポジトリホストの追加設定パスです。
リポジトリホスト上の追加設定パスの場所を設定します。リポジトリホストの追加設定パスがローカルの追加設定パスと異なる場所にある場合にのみ必要です。
リポジトリホスト設定パスオプション(--repo-host-config-path)
pgBackRestリポジトリホストの設定パスです。
リポジトリホスト上の設定パスの場所を設定します。リポジトリホストの設定パスがローカルの設定パスと異なる場所にある場合にのみ必要です。
リポジトリホストキーファイルオプション(--repo-host-key-file)
リポジトリホストのキーファイルです。
クライアント証明書が所有者によって送信されたことを証明します。
リポジトリホストポートオプション(--repo-host-port)
repo-hostが設定されている場合のリポジトリホストのポートです。
リポジトリホストのプロトコルにデフォルト以外のポートを指定するには、このオプションを使用します。
注記:
repo-host-type=sshの場合、repo-host-portにデフォルト値はありません。この場合、ポートはcmd-sshで指定したコマンドの設定に従います。
非推奨の名前:backup-ssh-port
リポジトリホストプロトコル種別オプション(--repo-host-type)
リポジトリホストのプロトコル種別です。
次のプロトコル種別をサポートします。
ssh- Secure Shell。tls- pgBackRest TLSサーバー。
リポジトリホストユーザーオプション(--repo-host-user)
repo-hostが設定されている場合のリポジトリホストのユーザーです。
リポジトリホスト上の操作に使用するユーザーを定義します。postgresユーザーではなく、pgbackrestなどの別のユーザーを使用することを推奨します。リポジトリホストでPostgreSQLを実行する場合は、postgresユーザーをpgbackrestグループに追加することで、リポジトリの内容を誤って破損させずに読み取り権限を与えられます。
非推奨の名前:backup-user
リポジトリパスオプション(--repo-path)
バックアップとアーカイブを保存するパスです。
リポジトリは、pgBackRestがバックアップを保存し、WALセグメントをアーカイブする場所です。
必要な容量を事前に見積もるのは難しい場合があります。まずいくつかバックアップを取得し、各種類(full/incr/diff)のバックアップサイズを記録して、1日当たりに生成されるWALの量を測定するのが最善です。これにより、必要な容量のおおよその見当が付きます。ただし、データベースの変化に伴い、必要量も時間とともに変わる可能性があります。
S3リポジトリバケットオプション(--repo-s3-bucket)
S3リポジトリのバケットです。
リポジトリの保存に使用するS3バケットです。
repo-path=/を設定するとpgBackRestリポジトリをバケットのルートに保存できますが、通常は/repoなどの接頭辞を指定し、ログなどのAWSが生成するコンテンツもバケットに保存できるようにすることを推奨します。
S3リポジトリエンドポイントオプション(--repo-s3-endpoint)
S3リポジトリのエンドポイントです。
選択したリージョンに対して有効なAWSエンドポイントを使用してください。
独自の構成やテスト構成では、repo-storage-ca-file、repo-storage-ca-path、repo-storage-host、repo-storage-port、repo-storage-verify-tlsの各オプションが役立つ場合があります。
S3リポジトリキー種別オプション(--repo-s3-key-type)
S3リポジトリのキー種別です。
次の種別をサポートします。
shared- 共有キーauto- 一時認証情報を自動取得web-id- ウェブID認証情報を自動取得pod-id- EKS Pod Identityの認証情報を自動取得process- プロセスを実行して認証情報を取得
S3リポジトリKMSキーIDオプション(--repo-s3-kms-key-id)
S3リポジトリのKMSキーです。
指定したAWS Key Management Serviceのキーを使用して、S3のサーバー側暗号化を有効にします。
S3認証プロセスコマンドオプション(--repo-s3-process-cmd)
S3の認証プロセスコマンドです。
一時的なS3認証情報を取得するために実行するコマンド(および任意の引数)です。リストの最初の要素がコマンドで、残りの要素はパラメーターとして渡します。
プロセスは、AccessKeyId、SecretAccessKey、SessionToken、Expirationフィールドを含むJSONを出力する必要があります。認証情報は有効期限の前に自動更新されます。形式の詳細は、プロセス認証情報プロバイダー
を参照してください。
S3リポジトリリージョンオプション(--repo-s3-region)
S3リポジトリのリージョンです。
バケットを作成したAWSリージョンです。
S3リポジトリのリクエスタ支払いオプション(--repo-s3-requester-pays)
S3リポジトリのリクエスタ支払いです。
S3のリクエスタ支払いを有効にします。
S3リポジトリロールオプション(--repo-s3-role)
S3リポジトリのロールです。
repo-s3-key-type=autoの場合に、一時認証情報の取得に使用するAWSロール名(完全なARNではありません)です。
S3リポジトリサービスオプション(--repo-s3-service)
S3の署名サービスです。
SigV4認証で使用するS3署名サービスです。標準のS3エンドポイントでは、デフォルトはs3です。S3 Outpostsエンドポイントを使用する場合は、s3-outpostsに設定します。
S3リポジトリSTSエンドポイントオプション(--repo-s3-sts-host)
S3リポジトリのSTSエンドポイントです。
repo-s3-key-type=web-idを設定した場合に、一時認証情報の取得に使用するSTSエンドポイントです。リージョン別STSを使用するには、リージョン別エンドポイント(例:sts.us-east-1.amazonaws.com)を設定します。GovCloudや中国リージョンで必要になる場合や、レイテンシーを低減するために使用する場合があります。
S3リポジトリURI形式オプション(--repo-s3-uri-style)
S3のURI形式です。
次のURI形式をサポートします。
host-bucket.endpointホストに接続します。path-endpointホストに接続し、URIの先頭にバケットを付加します。
SFTPリポジトリホストオプション(--repo-sftp-host)
SFTPリポジトリのホストです。
リポジトリが存在するSFTPホストです。
SFTPリポジトリホストフィンガープリントオプション(--repo-sftp-host-fingerprint)
SFTPリポジトリホストのフィンガープリントです。
SFTPリポジトリホストのフィンガープリントの生成方法は、repo-sftp-host-key-hash-typeと一致させてください。awk '{print $2}' ssh_host_xxx_key.pub | base64 -d | (md5sum or sha1sum) -bでフィンガープリントを生成します。sshホストキーは通常、/etc/sshディレクトリにあります。
SFTPホストキー確認方式オプション(--repo-sftp-host-key-check-type)
SFTPのホストキー確認方式です。
次のSFTPホストキー確認方式をサポートします。
strict- pgBackRestは~/.ssh/known_hostsファイルにホストキーを自動追加せず、ホストキーが変更されたホスト、または既知のホストファイルで見つからないホストへの接続を拒否します。このオプションでは、新しいホストをすべて手動で追加する必要があります。accept-new- pgBackRestは新しいホストキーをユーザーの既知のホストファイルに自動追加しますが、ホストキーが変更されたホストへの接続は許可しません。fingerprint- pgBackRestは、repo-sftp-host-fingerprintオプションで指定したフィンガープリントとホストキーを照合します。none- ホストキーを確認しません。
SFTPリポジトリホストキーハッシュ種別オプション(--repo-sftp-host-key-hash-type)
SFTPリポジトリのホストキーハッシュ種別です。
SFTPリポジトリのホストキーハッシュ種別です。SSHの開始時に、リモートシステムのホストキーのダイジェスト計算に使用するハッシュ種別を指定します。新しいバージョンのlibssh2は、md5とsha1に加えてsha256もサポートします。
SFTPリポジトリホストポートオプション(--repo-sftp-host-port)
SFTPリポジトリホストのポートです。
SFTPリポジトリホストのポートです。
SFTPリポジトリホストユーザーオプション(--repo-sftp-host-user)
SFTPリポジトリホストのユーザーです。
リポジトリの保存に使用するホスト上のユーザーです。
SFTP既知ホストファイルオプション(--repo-sftp-known-host)
SFTPの既知のホストファイルです。
認証時に一致するSFTPホストを探す既知のホストファイルです。未指定の場合、pgBackRestはデフォルトで~/.ssh/known_hosts、~/.ssh/known_hosts2、/etc/ssh/ssh_known_hosts、/etc/ssh/ssh_known_hosts2を検索します。1つ以上のファイルパスを設定した場合は、それらを検索して一致を確認します。ファイルパスは絶対パス、または先頭がチルダのパスである必要があります。repo-sftp-known-hostオプションを複数回指定することで、検索する既知のホストファイルを複数指定できます。既知のホストファイルによる確認を使用するには、repo-sftp-host-fingerprintを指定してはいけません。repo-sftp-host-check-typeオプションも参照してください。
SFTPリポジトリ秘密鍵ファイルオプション(--repo-sftp-private-key-file)
SFTPの秘密鍵ファイルです。
認証に使用するSFTP秘密鍵ファイルです。
SFTPリポジトリ公開鍵ファイルオプション(--repo-sftp-public-key-file)
SFTPの公開鍵ファイルです。
認証に使用するSFTP公開鍵ファイルです。OpenSSLに対してコンパイルした場合は任意ですが、別のライブラリに対してコンパイルした場合は必須です。
リポジトリストレージCAファイルオプション(--repo-storage-ca-file)
リポジトリストレージのCAファイルです。
ストレージ(例:S3、Azure)の証明書に、システムのデフォルト以外のCAファイルを使用します。
非推奨の名前:repo-azure-ca-file, repo-s3-ca-file
リポジトリストレージTLS CAパスオプション(--repo-storage-ca-path)
リポジトリストレージのCAパスです。
ストレージ(例:S3、Azure)の証明書に、システムのデフォルト以外のCAパスを使用します。
非推奨の名前:repo-azure-ca-path, repo-s3-ca-path
リポジトリストレージホストオプション(--repo-storage-host)
リポジトリストレージのホストです。
ストレージ(例:S3、Azure)のエンドポイントとは異なるホストに接続します。通常はテストに使用します。
非推奨の名前:repo-azure-host, repo-s3-host
リポジトリストレージポートオプション(--repo-storage-port)
リポジトリストレージのポートです。
ストレージ(例:S3、Azure)のエンドポイント(ホストを指定した場合はそのホスト)への接続に使用するポートです。
非推奨の名前:repo-azure-port, repo-s3-port
リポジトリストレージタグオプション(--repo-storage-tag)
リポジトリストレージのタグです。
リポジトリがオブジェクトストア(例:S3)の場合に、オブジェクトに付加するタグを指定します。このオプションを繰り返して、複数のタグを追加できます。
pgBackRestにはこれらのタグを変更する機能がないため、リポジトリ全体でタグを統一するには、stanza-createを実行する前に正しく設定してください。
リポジトリストレージアップロードチャンクサイズオプション(--repo-storage-upload-chunk-size)
リポジトリストレージのアップロードチャンクサイズです。
S3などのオブジェクトストアでは、ファイルが大きすぎてメモリに格納できない場合に、チャンクに分けてアップロードできます。ファイルをメモリに格納できる場合でも、アップロードに使用するメモリ量を制限する方がメモリ効率は高くなります。
チャンクサイズを大きくすると、アップロードリクエストを最小限に抑え、チャンク分割せずに1回のリクエストでアップロードできるファイルが増えるため、一般にパフォーマンスが向上します。一方、メモリ使用量は増加します。チャンクバッファーはプロセスごとに割り当てる必要があるため、process-maxの値が大きいほど、全体のメモリ消費量も増えます。
有効なチャンクサイズは、ストレージの種類やプラットフォームによって異なります。たとえば、AWS S3の最小チャンクサイズは5MiBです。チャンクサイズの呼び方もストレージの種類によって異なるため、最小値/最大値を調べる際は、AWS S3では「part size」、GCSでは「chunk size」、Azureでは「block size」を使用してください。
ファイルが1GiB(PostgreSQLがデフォルトで作成する最大サイズ)より大きい場合、ファイルのアップロードを完了するために、許容される最大値までチャンクサイズを段階的に増やします。
リポジトリストレージ証明書検証オプション(--repo-storage-verify-tls)
リポジトリストレージの証明書を検証します。
このオプションでは、ストレージ(例:S3、Azure)サーバーのTLS証明書の検証を有効/無効にできます。無効化は、テストや自己署名証明書を使用する場合に限ってください。
非推奨の名前:repo-azure-verify-tls, repo-s3-verify-ssl, repo-s3-verify-tls
リポジトリ対象時刻オプション(--repo-target-time)
リポジトリの対象時刻です。
対象時刻は、コマンドがバージョン管理されたストレージ上のリポジトリを読み取る際の時点を定義します。これにより、ある時点の状態のリポジトリを読み取り、ユーザーの誤操作やマルウェアによって削除または破損したデータをリカバリーできます。
S3、GCS、Azureはストレージのバージョン管理をサポートしますが、通常はデフォルトで有効になっていません。バージョン管理の有効化に加え、S3ではオブジェクトロック、GCSやAzureでは論理削除を有効にすると役立つ場合があります。
repo-target-timeオプションを指定する場合は、repoオプションも指定する必要があります。すべてのリポジトリ種類がバージョン管理をサポートするとは限らず、一般にリカバリーでは単一のリポジトリを対象とするのが妥当です。
ストレージのタイムスタンプとの比較は、指定したタイムスタンプ以下(<=)で行い、タイムスタンプにミリ秒を指定しても切り捨てられます。
リポジトリ種別オプション(--repo-type)
リポジトリに使用するストレージの種類です。
次のリポジトリ種類をサポートします。
azure- Azure Blob Storage Servicecifs-posixと同様ですが、リンクとディレクトリのfsyncを無効にしますgcs- Google Cloud Storageposix- Posix準拠のファイルシステムs3- AWS Simple Storage Servicesftp- Secure File Transfer Protocol
NFSマウントをposixリポジトリとして使用する場合、PostgreSQLのドキュメントに記載されたものと同じ規則がpgBackRestにも適用されます。データベースクラスターの作成 - ファイルシステム
を参照してください。
stanzaオプション
PostgreSQLパスオプション(--pg-path)
PostgreSQLのデータディレクトリです。
PostgreSQLが報告するdata_directoryと同じ値を設定してください。この値はさまざまな場所から読み取れますが、リストアやオフラインバックアップ時にそれらを利用できない場合に備えて、設定しておくことが賢明です。
pg-pathオプションは、オンラインバックアップのたびにPostgreSQLが報告する値と照合されるため、常に最新の値であるはずです。
非推奨の名前:db-path